Destroyの使い方
2005.06.12
◆ 序
◆ 検証環境
◆ 準備
◆ 使い方
序
DESTROYは、ハードディスクの中を完全に消去するソフトウェアです。
通常、Windowsのフォーマットなどでハードディスクを初期化した場合、データは、
実際には、消去されていません。ただ、読み出せなくなっているだけです。この状
態では、データ復元ソフトなどを使うことによりデータを復元することができます。
ハードディスクのデータを消去するためには、フォーマットをした後に、0データな
どのデータを上書きすることにより、元のデータを復元しにくくする必要がありま
す。
このハードディスクを完全消去する方法にも、複数の方法があり、データを書き込
む回数等を増やすことにより、よりデータを復元しにくくしているものがもありま
す。ちなみに、完全消去の方法として、一番優秀なグートマン方式の場合、35回も
書き込みを行います。
さすがに、データを完璧に完全消去したいからと言って、35回もやる人はあまりい
ないとは思いますが・・・。
このDESTROYでは、米国防省標準 DOD 5220.22−M に準拠した消去やNSA (米国国家
安全保償局)の勧告に準拠した消去など複数の消去方法を選ぶことができます。必要
に応じて、それらの中から選ぶことができます。
最後に、このソフトを使ってデータを消去した場合、基本的に、復旧することは難
しいと考えて下さい。そして、データを消去する場合は、慎重に作業を行うよう気
をつけて下さい。
このソフトを使う場合は、自己責任によりお願いいたします。不具合などが生じた
場合は、作者の方も私も責任は取りませんので・・・。
なお、このソフトは、個人の使用に限り、フリーソフトとして使えます。詳しいこ
とは、ZIPファイルを解凍した中のDESTROY.TXTに書いてありますので、必ず、読む
ようにして下さい。
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検証環境
今回は、以下の条件で検証しました。
OS : Windows 98SE
DOS/Vフォーマット済みフロッピーディスク(2HD) 1枚
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準備
◆
ファイル表示設定の変更
1.マイ コンピュータを開きます。
2.メニューから[表示]→[フォルダ オプション]を選びます。
3.表示されたフォルダ オプション画面の[表示]タブをクリックします。
4.[詳細設定]の一覧の[ファイルとフォルダ]項目の中の以下の設定を変更します。
[登録されているファイルの拡張子は表示しない] チェックを外す。
[表示されないファイル] [全てのファイルを表示する]を選びます。
5.
適用
ボタンを押します。
6.
OK
ボタンを押します。
◆
起動ディスクの作成
1.フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに入れます。
2.マイ コンピュータを開きます。
3.3.5 インチ FD(A:)の上で右クリックします。
4.メニューから[フォーマット]を選びます。
5.[フォーマットの種類]で[起動専用]を選びます。
※フォーマットしていないフロッピーディスクを使う場合は、[通常のフォーマット]
を選び、
開始
ボタンを押し、フォーマットしたあと
で、この作業を行ってください。
6.
開始
ボタンを押します。
7.
閉じる
ボタンを押します。
8.3.5 インチ FD(A:)を開きます。
9.IO.SYS、MSDOS.SYS、COMMAND.COMがあることを確認し、Drvspace.binを削除します。
◆
DESTROYのダウンロード&インストール
1.下記のホームページからDESTROYをダウンロードします。
DESTROY
※ブラウザからダウンロードする場合は、「HTTPでダウンロード」の方がいいです。
2.ダウンロードしたdety28c.zipを解凍します。
※zip解凍ソフトがない場合は、Noahなどの圧縮・解凍ソフトをインストールして下さい。
Noah
3.解凍したものの中に、destroy.comがあることを確認して下さい。
4.destory.comの上で右クリックします。
5.メニューから[送る]→[3.5 インチ FD(A)]を選びます。
6.マイ コンピュータを開きます。
7.3.5 インチ FD(A:)を開きます。
8.destroy.comがあることを確認して下さい。
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使い方
1.コンピュータを使っている場合は、コンピュータを一度終了させます。
2.destroyが入ったフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに差し込み、
コンピュータの電源を入れます。
3.下記の表示になったら、「destroy.com」と入力し、[Enter]キーを押します。
A:>
4.下記の表示になったら、「p」を入力します。
P:personal use
5.FUNCTION MENUが表示されたら、「n」を入力します。
6.一覧からフォーマットしたいディスクを選びます。
※None以外のディスクが、現在接続されているハードディスクです。
※通常は、1台だけの場合、Drive 0:にディスク名が表示されるので、「0」を
入力します。
7.FUNCTION MENUに戻ったら、フォーマット形式を選びます。
※分からない場合は、4:Sanitize by 3times erasure (DOD 5220.22-M)を選ぶ
といいと思います。この場合は、「4」を入力します。
8.下記の表示になったら、「y」を入力します。
CAST WARNING:THIS WILL OVERWRITE THE HARD DISK(Drive 0) Continue(y/n)
9.フォーマットが始まります。4の場合は、1/3、2/3、3/3、verifyの順番で処理
されます。
10.「Complete」と表示され、下記の表示になったら、「n」を入力します。
Will you take a log for this HDD?(y/n)
11.下記の表示になったら、[Enter]キーを押します。
Disk sanitization complete. Hit and key.
12.FUNCTION MENUに戻ったら、[ESC]キーを押します。
13.下記の表示になったら、コンピュータの電源を切り、フロッピーディスクを抜
いて下さい。
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DESTROYは、ハードディスクの中を完全に消去するソフトウェアです。
通常、Windowsのフォーマットなどでハードディスクを初期化した場合、データは、
実際には、消去されていません。ただ、読み出せなくなっているだけです。この状
態では、データ復元ソフトなどを使うことによりデータを復元することができます。
ハードディスクのデータを消去するためには、フォーマットをした後に、0データな
どのデータを上書きすることにより、元のデータを復元しにくくする必要がありま
す。
このハードディスクを完全消去する方法にも、複数の方法があり、データを書き込
む回数等を増やすことにより、よりデータを復元しにくくしているものがもありま
す。ちなみに、完全消去の方法として、一番優秀なグートマン方式の場合、35回も
書き込みを行います。
さすがに、データを完璧に完全消去したいからと言って、35回もやる人はあまりい
ないとは思いますが・・・。
このDESTROYでは、米国防省標準 DOD 5220.22−M に準拠した消去やNSA (米国国家
安全保償局)の勧告に準拠した消去など複数の消去方法を選ぶことができます。必要
に応じて、それらの中から選ぶことができます。
最後に、このソフトを使ってデータを消去した場合、基本的に、復旧することは難
しいと考えて下さい。そして、データを消去する場合は、慎重に作業を行うよう気
をつけて下さい。
このソフトを使う場合は、自己責任によりお願いいたします。不具合などが生じた
場合は、作者の方も私も責任は取りませんので・・・。
なお、このソフトは、個人の使用に限り、フリーソフトとして使えます。詳しいこ
とは、ZIPファイルを解凍した中のDESTROY.TXTに書いてありますので、必ず、読む
ようにして下さい。